こんにちは、わえ(@wae_lib)です!
「なんだか最近、疲れている。元気の出る小説、読みたいな」
疲れているとき、落ち込んでいるとき、元気の出る小説を読みたくなりませんか。
私は、読みたくなります。
この記事では、元気の出るおすすめ小説を5冊紹介します。
モモ
浮浪児のモモが、時間泥棒の灰色の男たちから奪われた人々の時間を取り戻そうと奮闘する物語です。
優しいメルヘンチックな文体で読みやすいです。心がほぐれる感覚を味わえます。
効率や成果を追い求め、自らの時間を切り詰める、忙しい現代社会への風刺に富んでいます。
この物語を読んで、昨今よく目にし耳にする「好きなことで生きていく」という言葉は、灰色の男に奪われた時間を取り戻そうと言っているかのように思いました。
そして、バトンは渡された
母親を小さい頃に亡くし、実の父親とも彼の海外転勤がきっかけで離れることになり、主人公の優子は義母の梨花と日本で暮らすことになります。
愛情深くも自由奔放な梨花に振り回されつつ、優子は何度も家族の形態が変わる経験をします。
血の繋がりがなくとも、家族が愛し合えることを教えてくれる心温まる小説です。
かがみの孤城
中学1年生のこころは、あることがきっかけで不登校になってしまいます。
家に閉じこもっていたある日、部屋にある姿鏡が光りだし、中に入るとそこには孤城がありました。
孤城の世界で、こころは狼面の少女と6人の中学生たちと出逢います。
ファンタジーでミステリーな物語。登場人物たちの内面の描写が絶妙に細やかで繊細です。
互いの気持ちを言葉にせずとも、感じ取って思いやる描写が優しさに溢れていました。
海の見える理髪店
荻原浩さんの全6編の短編集で、タイトルの「海の見える理髪店」は最初の物語です。
この最初の物語では、理髪店の店主がある日訪れた青年の髪を切りつつ、青年に自分の身の上話を聞かせます。
話の展開に驚きつつも、じんわりと心が温まる物語です。
どの短編でも「喪失」をテーマとしていますが、読み終わった後には元気が出てきます。
風が強く吹いている
箱根駅伝の出場を目指す、竹青荘の10人の青春物語です。
最初は全員の士気が高いわけでもなく、無謀に思われた箱根駅伝出場だったのですが、次第に団結して、青年たちは走りに真摯に向き合うようになります。
青年たちのあきらめない姿勢、成長していく姿。手に汗握る展開に熱くなります。
箱根駅伝疾走時の各メンバーの心的描写や臨場感あふれる描写で、物語にぐっと引き込まれます。
まとめ:疲れたとき、落ち込んだ時は小説を。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事では、元気の出る小説として5冊紹介しました。
仕事の休憩時間にホッと一息つきたいとき、嫌なことがあって忘れたいとき、夜寝る前にじんわり人の温かみを感じて穏やかな気分になりたいとき。
そんなときに読んでいただけたらと思います。



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