こんにちは、わえ(@wae_lib)です!

WordPressのモバイル速度が遅い。PageSpeed Insightsで調べたら、JavaScriptの実行に時間がかかるらしい。どうにかできないかな?
このようなお悩みにお答えします。
WordPressの高速化の施策をあれこれ試してみたものの、イマイチ効果が出なくて困っていませんか?ページを高速化するのは、Googleに評価されてインデックス登録を速めるのにも有効ですので、対策しておきたいところ。
この記事では、高速化に効果のあるプラグイン「Flying Scripts by WP Speed Matters」を紹介します。
簡単に使えますので、ぜひ試してみて下さいね。
WordPressの高速化なら、以下の記事も参考になります。合わせてご覧ください。


Flying Scripts by WP Speed Mattersとは?


Flying Scriptsは、JavaScriptの読み込みを遅らせることでページ読み込み速度を速めるプラグインです。ユーザーが何らかのアクションを行っている間は、JavaScriptを実行しません。
JavaScriptはページ速度低下の大きな原因となりえます。
実際に本サイトの速度を、JavaScriptに対し対策を行わずにPageSpeed Insightsで計測してみると、以下の画像のように「改善できる項目」の1番目に「使用していないJavaScriptの削減」が来ます。


Flying Scriptsを使えば、このJavaScriptに関する項目の改善をでき、ページを高速化できますよ。
Flying Scripts by WP Speed Mattersの使い方
それではFlying Scriptsの使い方を説明します。
プラグインのインストール・有効化
WordPressの管理画面で「プラグイン」→「新規追加」と進み、「Flying Scripts」で検索してFlying Scriptsを見つけましょう。「今すぐインストール」を押してインストールします。


インストール後はプラグインを有効化しましょう。
遅延させるJavaScriptの設定
JavaScriptの遅延を設定するために、Flying Scriptsの設定画面を開きます。「プラグイン」画面のFlying Scriptsの欄にある「Settings」を押しましょう。


設定画面を開いたら、「Include Keywords」のところに遅延させたいJavaScriptを記入します。


ここに記入するJavaScriptは、PageSpeed Insightsの「改善できる項目」に書かれているもので良いでしょう。
例えばわたしのサイトでは、PageSpeed Insightsのモバイルで以下のように表示されました。上の画像の「Include Keywords」の欄には、ここに書かれているJavaScriptの一部を記入しています。


「Include Keywords」にJavaScriptを記入することによって、ユーザーやサイト運営に影響が出ることがあります。指摘されているすべてのJavaScriptを記入するよりは、必要なものだけを記入すると良いでしょう。
「Timeout」では、ユーザーの操作が何秒無かった場合にスクリプトを読み込むかを指定します。デフォルトの「5s」(5秒)で特に問題ありません。
「Disable on pages」では、Flying ScriptsのJavaScript遅延を無効にするページを記入します。必要に応じで記入しましょう。
設定ができたら「Save Changes」を押して設定を保存します。
当サイトでJavaScript読み込みを改善して得られた高速化効果
当サイトでFlying Scriptsを導入し、加えて別途一部のJavaScriptの読み込み問題を改善したところ、モバイルのページ速度がPageSpeed Insightsのスコアで64→97と劇的に改善しました。




具体的には、上で説明したFlying Scripts導入に加えて、当サイトで導入していたプラグイン「Invisible reCaptcha」を無効化しましたね。
この施策により、PageSpeed Insightsの「改善できる項目」から「使用していないJavaScriptの削減」が消えました。


まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では、WordPressでJavaScriptを遅延して読み込むことによりページ高速化するプラグインの「Flying Scripts by WP Speed Matters」を紹介しました。
JavaScriptはページ速度を遅らせる大きな原因となるので、対策しておきたいところですね。
ページの高速化を実現すれば、Googleの評価も高まり、インデックス登録も速まるかもしれませんよ。
あなたもぜひ試してみてくださいね。






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