こんにちは、わえ(@wae_lib)です!

現在、大学機関のポスドクだけど、企業への転職を考えている。ポスドクにおすすめの転職エージェントを教えてほしい!
このようなお悩みにお答えします。
この記事を書いているわたしは、修士課程から博士課程の5年間+ポスドクの4年間の合計9年間、大学機関で研究をした後に、民間企業への転職に成功しました。
ずっとアカデミアでやってきたわたしにとって、右も左も分からない状態での民間企業への転職は勇気のいるものでしたね。なかなか転職が決まらず転職活動が難航して焦りもしました。
同じようにずっとアカデミアでやってきた方が民間企業に転職する際の助けになると考え、この記事ではわたしの体験談をもとにおすすめの転職エージェント(無料)を紹介します。
重要なことを先に言うと、特定の1つの転職エージェントだけに頼らずに複数の転職エージェントを利用すると転職成功率が上がるでしょう。かく言うわたしも複数の転職エージェントを併用したことで転職に成功しました。
複数の転職エージェントに登録して、後から使わない場合でも、すぐに解約できます。登録するだけならデメリットは無いので、気になった転職エージェントは積極的に登録しましょう。
ぜひ以下で紹介する転職エージェントをチェックして、あなたの転職活動に役立ててくださいね。
ポスドクにおすすめの転職エージェント(無料)
さっそくポスドクにおすすめの転職エージェント(無料)を紹介していきます。まとめると、以下のとおり。
リクルートエージェント | Geekly(ギークリー)
![]() ![]() | マイナビITエージェント
![]() ![]() | アカリク | ||||
![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | |
公開求人数 | 約150,000件 | 約13,000件 | 約12,000件 | 約15,000件 | 情報なし | 約11,000件 | 情報なし |
非公開求人数 | 約240,000件 | 約17,000件 | 約7,000件 | 多数 | 情報なし | 約17,000件 | 情報なし |
対応エリア | 全国 | 首都圏 | 全国 | 関東・関西・九州 | 全国 | 全国 | 全国 |
利用者年代 | 20-50代 | 20-40代 | 20-30代 | 20-40代 | 情報なし | 30-50代 | 20代 |
求人種別 | 総合求人 | IT・Web・ゲーム業界 | IT・Web業界 | IT・Web業界 | 博士・ポスドク向け求人 | 外資系企業・グローバル求人 | 第2新卒、ニート、フリーター、スキル・経験に自身の無い人向け求人 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
リクルートエージェント


- 求人数が多く業界No.1(公開求人数約15万件、非公開求人数約24万件)
- 転職成功実績も業界No.1
- 対応エリアは全国
- 総合型の転職エージェントで扱っている職種・業種が豊富
- 書類の添削、面接対策、年収交渉、入社サポートといったサービスが充実
- サポート期間は原則3ヶ月。延長可能
- 求人数が多いため条件の悪い求人も存在
リクルートエージェントは転職エージェントの中でも公開求人数・非公開求人数ともに最大で、転職支援実績も業界No.1の転職エージェントです。
わたしはリクルートエージェント経由でアカデミアから民間企業の研究職への転職をしました。
総合的に幅広く求人を揃えているので、業界問わずに多くの求人を探せます。求人数が多いため自分に合った求人を探す手間がかかりますが、他のエージェントでは見つけられない条件の求人もあり、重宝しますよ。
サポートは、転職先を探す際の求人紹介はもちろん、面接対策や年収交渉、入社サポートまで幅広くあります。安心して利用できますね。
Geekly(ギークリー)





- IT・Web・ゲーム業界に特化
- 求人数が多く、独占求人が多数
- キャリアカウンセリングや書類添削といったサービスが充実
- 登録から内定まで平均1ヶ月と、スピード感ある転職活動が可能
- 転職したあとのミスマッチが少ない
- 地方の求人が少ない
- IT経験の無い人の転職には向かない
Geekly(ギークリー)はIT・Web・ゲーム業界の転職に強い転職エージェントです。理工学系のポスドクの方がIT業界に転職する際に利用するのがおすすめですね。
Geeklyではスピード感ある転職活動をできますよ。
登録後の最初の面談時には、転職エージェント側が転職者側の転職に求める条件をヒアリングした後に、いくつか求人を紹介してくれます(わたしの場合は20求人ほどでした)。その中から求人を選んで当日中に書類選考の手続きをすることもできますね。
素早い転職を目指す方は登録しておいて損は無いでしょう。
マイナビITエージェント





- IT業界の転職に特化
- キャリアアドバイザーがIT業界に精通
- 年収600万円以上の求人が7割超
- サポート力と求人の質・量に定評がある
- 大手企業や優良企業の求人が多い
- IT経験の無い人の転職には向かない
- 地方の求人は少ない
マイナビITエージェントはIT・Webエンジニア向けの転職エージェントです。IT業界への転職を考えている方におすすめですね。求人の中にはポスドクの転職にマッチしそうな研究開発職も見つかります。
マイナビITエージェントはサポート力と求人の質・量に定評がありますよ。総合求人を扱う転職エージェントと異なり、IT・Web業界に詳しいコンサルタントが多いため、かゆいところに手が届くサービスを受けられるでしょう。
初回の面談ではきめ細かくヒアリングを受けられます。また職務経歴書や履歴書の添削、面接対策といったサポートも受けられますよ。
初めて転職する方でも安心して利用できるでしょう。


レバテックキャリア


- IT業界の転職に特化
- 良質な非公開求人が豊富
- 書類添削・面接対策が丁寧
- 年収アップを実現している転職者が多数
- 希望の求人と出会いやすくマッチング精度が高い
- 利用できる地域が限定されている
- IT経験の無い人の転職には向いていない
レバテックキャリアはITエンジニアやWebデザイナーを目指す方向けの転職エージェントです。
こちらの転職エージェントもサポート体制がしっかりしていますね。最初の面談でのカウンセリングやキャリア相談、求人紹介、職務経歴書・履歴書の添削や面接対策、年収交渉までサポートしてくれます。
求人年収の高さも魅力的ですね。求人の約8割が年収600万円以上となっていて、利用者の8割近くの方が年収アップに成功していますよ。
ハイレベルなIT業界への転職を目指す方はぜひ利用しましょう。
アカリク


- ポスドク・院卒の転職に特化
- ポスドク経験・院卒のキャリアアドバイザー多数
- 求人掲載企業は院卒の採用に積極的
- 専門的な求人が豊富
- 業種別のマッチングイベントや院卒者向けキャリア説明会を開催
- 求人数が少なく希望条件の求人が見つからないこともある
- 転職エージェント用の専用サイトが無く、転職エージェントとのやり取りは基本メールでやりづらい
アカリクはポスドクや院卒の転職に特化した転職エージェントです。求人数は多くなく希望条件の求人が見つからないかもしれませんが、修士・博士卒の方を積極採用している企業を見つけられますよ。
『アカデミアを離れてみたら』(岩波書店編集部)では、牧野崇司さんがポスドク11年目にアカリクを利用して、データサイエンティストへの転職を成功させたことが紹介されていますね。
他の転職エージェントでは博士卒歓迎の求人を探すのが困難で大変ですが、アカリクならその問題がありません。
ポスドクで転職の希望条件にあまりこだわりがない方は利用してみましょう。


JAC Recruitment(JACリクルートメント)


- 外資系や海外企業への転職に強い
- 管理職・エグゼクティブ・専門職の転職に強い
- 年収600万円以上の求人が多い
- キャリアアドバイザーが企業と直接つながっていて企業の詳しい情報が手に入る
- キャリアアドバイザーのレベルが高い
- スキルや経験が無いと求人紹介を断られることがある
- 30代以上をターゲットにしているため20代の転職には向かない
JAC Recruitment(JACリクルートメント)はハイクラス層向けの転職エージェントです。外資系や海外企業、国内の大手企業への転職をしたい方におすすめですね。
他の転職エージェントと異なり、キャリアアドバイザーが直接企業とつながっているので、企業の細かい情報を知ることができます(他の転職エージェントではキャリアアドバイザーと企業担当が別)。
また、問い合わせに対する返信が早いといったサービスの良さにも定評がありますよ。
求人は管理職や専門性の高いものが多く揃っています。自身の専門分野とうまくマッチする求人が見つかる可能性もあり、高年収を狙えますよ。外資系やハイレベルの転職を目指す方はぜひ登録しましょう。
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就職Shop


- スキルや経験が浅い20代・若手の転職に向いている
- 書類選考がなく人物重視の選考を行う
- 求人の掲載をしている企業すべてを取材しており、優良企業が多い
- 登録者の9割が20代
- 内定までのスピードが早い
- 求人は都心部に集中している
- キャリアアドバイザーが紹介してくれた求人しか見られない
就職Shopは転職大手のリクルートが運営する20代・若手向けの転職エージェントです。
未経験やキャリアに自身のない人でも、書類選考をせずに面接できますよ。スキル・経験の浅い業界に転職したい場合におすすめですね。
就職Shopの求人は、信頼できる優良企業だけが選ばれています。これは求人を掲載する企業1社1社を就職Shopの社員が実際に訪問して、労働環境や職場の雰囲気といった現場の情報を取材しているので可能なんですね。
ポスドクで専門性をつけた後でも、別の業界・専門分野に挑戦したいという方は利用を検討してみましょう。
転職エージェントを利用する場合の転職の流れ


ここからは転職活動が初めての方向けに、転職エージェントを利用する場合の転職の流れを解説します。
一般に、転職活動には2−3ヶ月かかると言われています。わたしの場合も転職活動期間は2−3ヶ月でしたね。
さらに転職の求人が増える時期は、企業が4月入社の方を狙う2・3月と、下半期が始まる前の8・9月です。
転職活動を始める前に、どのくらいの期間で転職したいか、いつ転職したいかをはっきりさせましょう。初めての転職の場合は勝手がわからないので、余裕を持ったスケジュールを立てると良いですよ。
以下では転職エージェントを使った転職活動の具体的な流れを解説しますね。流れは以下の通り。
- 転職エージェントに登録する
- 職務経歴書と履歴書を準備する
- キャリアアドバイザーと面談する
- 書類添削・面接対策を行う
- 書類選考・面接に進む
- 内定を受け、入社・退職手続きをする
転職エージェントに登録する
転職活動を始めることを決めたら、まずは転職エージェントに利用登録しましょう。
各サイトに移動したら、手順に従って登録を進めます。サイトによりますが、メールアドレス、氏名、生年月日、電話番号、学歴・職歴、希望の職種などを入力します。
希望職種はあらかじめ決めておくと登録がスムーズですよ。
登録が完了すると、転職エージェントの担当者からキャリア面談の連絡が来るので、面談予約をします。多くの転職エージェントではメール経由で連絡が来ますが、場合によっては電話で連絡が来ることもあるので応答できるように注意しましょう。
職務経歴書と履歴書を準備する
多くの場合、キャリアアドバイザーとの面談前に、職務経歴書と履歴書の準備を求められます。
職務経歴書は聞き慣れないかもしれませんが、例えば以下の内容を2ページほどで書きますよ。
- これまでの職務の要約(例えば修士課程以降に行った研究内容など)
- スキルレベル(例えばプログラミングができる場合、どの言語がどのレベルで使えるかなど)
- 職務経歴(どこにどのくらい所属してどんな業務をしたかの内容)
- 活かせる経験・知識・技術
- PCスキルや使用可能ツール
- 自己PR(主な業績についてや受賞経験、アウトリーチ活動などのアピール)
応募する業界が一つの場合は、一つの職務経歴書を多数の企業で使い回すことができます。企業毎に内容を変更する必要はありません。
応募する業界が複数の場合は、業界ごとにアピールポイントを変えるといった工夫が必要でしょう。
履歴書では以下の内容を2ページほどで書きます。
- 氏名・生年月日・性別・住所・連絡先
- 学歴・職歴
- 免許・資格
- 自己PR
- 配偶者や扶養家族の有無
- 本人の希望
自己PRは、職務経歴書の自己PRと内容を統一しましょう。欄が小さくて書ききれない場合は省略して書くと良いです。
本人の希望では、給料や職種、勤務時間、勤務地など、働く上での自身の希望を書きます。
キャリアアドバイザーと面談する
職務経歴書や履歴書の準備をしたら、予約した日にキャリアアドバイザーとの面談に臨みます。
面談はおおよそ以下の流れで進みますよ。
- 自己紹介
- これまでの経歴や仕事内容の確認
- 転職理由や今後のキャリア構築に関する質問
- 転職先に求める条件の確認
- スキルの確認
- 求人紹介
自己紹介では転職者とキャリアアドバイザーが互いに自己紹介をします。このときにアドバイザーから自社がどんなサービスを行っているか、どんなサポートをしていくかの説明があるでしょう。最新の転職市場の動向も聞けるかもしれませんね。
経歴や仕事内容の確認では、これまでのキャリアの歩みや研究内容について聞かれます。職務経歴書を事前に提出している場合はその内容をもとに内容を掘り下げられるでしょう。経歴や仕事内容の掘り下げによって、自分では気づけなかった応募企業に対する強みやアピールポイントを発見できますよ。
転職理由や今後のキャリア構築に関する質問では、転職を始めるに至った経緯や現在の職場での不満や悩み、今後どんなキャリアを歩みたいか、将来どうなりたいかについてヒアリングが行われます。将来のキャリアについて未定の場合はキャリアアドバイザーと一緒に考えることもできますね。
転職先に求める条件の確認では、職種や業務内容、勤務地、年収、年間休日日数、通勤時間、残業時間、転勤の有無、福利厚生などをアドバイザーと共有します。あらかじめ希望条件を用意しておくと良いでしょう。希望条件には優先順位をつけておき、もし条件が厳しすぎる場合は後から妥協する点を見つけます。
スキルの確認では、企業にアピールできるスキルをアドバイザーと共有します。例えば英語スキル、ExcelやWordを使えるスキル、プログラミングスキル、マネジメントスキルなどですね。
ここまでの面談内容を踏まえて、キャリアアドバイザーが求人紹介をしてくれます。求人紹介は場合によっては面談後に転職エージェントの専用サイトを通して行われる場合もあります。紹介を受けた求人の求人票をよく吟味して、自分の希望条件に合うか、キャリアプランにマッチするかを確認し、気に入れば応募することになりますよ。
書類添削・面接対策を行う
転職エージェントでは職務経歴書・履歴書の添削や面接対策をしてくれるところもあります。
書類添削は、最初の面談前に職務経歴書・履歴書を提出していれば面談時にしてもらえるでしょう。
第三者に書類を見てもらうことで、自分では気付けなかったポイントに気付くことができます。書類に書いたほうが良いことや、逆に書かないほうがいいことを指摘してもらえますよ。
書類添削のあとに書類をブラッシュアップすれば、最初の書類選考も通りやすくなるでしょう。
面接対策では、転職エージェントが企業の過去の面接をもとに、過去の質問の情報を提供してくれます。
また、追加の面談で模擬面接を行ってくれる場合もありますよ。本番の面接を想定して臨みましょう。
模擬面接を行ってもらえない場合でも、自分で想定される質問を考えて、受け答える内容を声に出して練習しておくと良いです。
書類選考・面接に進む
書類の添削ができ、求人で応募したい企業を見つけたら、転職エージェントを経由して応募しましょう。
応募時には面談で話した内容をもとに、キャリアアドバイザーが企業にあなたを推薦してくれますよ。企業に求める条件もその際に企業に伝わりますね。
書類選考の結果については、転職エージェントを通して連絡が来ます。
書類選考が通ったら次は面接ですね。企業によって回数は異なりますが、2・3回のところが多いです。コロナ禍の中ではオンライン面接が多いですが、対面での面接の可能性もあります。
面接では服装や髪型の見た目を整えて、時間厳守で臨みましょう。以下に面接でよく聞かれる質問をまとめておきます。事前に答える内容をある程度決めておくと、安心して面接ができますね。
- 自己紹介・職務経歴
- 転職理由(研究者をやめて民間企業への就職を考える理由)
- 今後のキャリアプラン
- これまでの仕事で良かったこと、不満だったこと
- 他に応募している企業の有無
- 志望企業に求める条件
- 現在の年収と希望年収
- マネジメント経験の有無
- 入社可能時期
- 逆質問
面接では最後に必ずと行ってよいほど逆質問があります。「会社の雰囲気はどうか」「仕事の1日の流れを教えてほしい」といった定番の質問を用意しておくと、いざというときに安心ですよ。
内定を受け、入社・退職手続きをする
最終面接に通ると内定となり、年収や待遇の条件提示がされます。
条件交渉は企業の採用担当者に直接行うのではなく、キャリアアドバイザーを通して行いましょう。
入社の承諾は、条件交渉をして、条件に納得できたあとに行います。
入社日の調整もこのタイミングで行います。引き継ぎなどで退職手続きに時間がかかる場合もあるので、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
入社や退職の手続きなどでわからないことがあれば、キャリアアドバイザーからサポートを受けることができます。困ったことがあったら躊躇せずに転職エージェントを最大限に利用してみましょうね。
転職を成功させるためのポイント


転職活動では、すぐに転職が決まる方もいれば、なかなか転職先が決まらず転職活動が長引いてしまう方もいます。
わたしの場合、転職活動を始めてすぐの頃はなかなか書類選考が通らなかったり、1次面接で何度も落とされたりと、うまくいかないことが多かったですね。
しかし以下のポイントを抑えるようにしたところ、すぐに転職先が決まりました。
- 複数の転職エージェントに登録する
- 複数の転職エージェントで求人情報を徹底的に調べる
- 面接対策は念入りにする
以下、詳しくみていきましょう。
複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントごとに扱っている求人や強みとする業界は異なります。
複数の転職エージェントに登録すれば、様々な求人に目を通すことができ視野が広がるのでおすすめですよ。
また1つの転職エージェントにだけ頼ると、その転職エージェントやキャリアアドバイザーがあなたに合わない場合、転職先がなかなか決まらないという事態が発生するでしょう。
その場合、また別の転職エージェントに登録し直して1から転職活動を始めることになるかもしれず、転職活動期間が長引きます。
そうならないためにも、最初から複数の転職エージェントに登録しましょう。
転職エージェントには主に総合型と特化型の2種類がありますが、総合型を1〜2個、特化型を2〜3個程度登録するとバランスが良いでしょう。
総合型の転職エージェントでは幅広い業界・職種の求人が揃っているので、広く浅く求人を探すことができますよ。
一方で特化型の転職エージェントは、求人の業界・職種の幅は狭いものの特定の分野に特化していて、自分の経験やスキルに合うところに登録すれば条件の良い求人を見つけやすいです。
ぜひあなたも以下のような複数の転職エージェントに登録して、転職活動を有利に進めてくださいね。
複数の転職エージェントで求人情報を徹底的に調べる
1つの転職エージェントを見ていても、自分の探している条件の求人がなかなか見つからないことがあります。
例えば在宅勤務ができて年収が○○万円以上の研究職という条件で求人を探すと、1つの転職エージェントでは求人数が少ないでしょう。
その場合は別の転職エージェントで求人を探せば、希望条件のものが見つかるかもしれません。
実際わたしは1つの転職エージェントに絞って求人情報を探していたときがあるのですが、途中で自分の希望条件に合う求人が見つからなくなりました。
その際、別の転職エージェントで求人を探し始めたら、良い求人が多く見つかるようになりましたね。
1つの転職エージェントで良い求人が見つからないといって諦めずに、複数の転職エージェントで求人を徹底的に探すようにしましょう。
そうすれば転職の成功に一歩近づけますよ。
面接対策は念入りにする
転職活動の中でも重要度が高いのが企業面接ですね。1つの企業だけでも2〜3回面接を受けることもあります。
そのため面接を受ける前の面接対策は重要です。
転職エージェントの中には模擬試験を行ったりと面接対策に力を入れているところもありますが、すべての転職エージェントがそうとは限りません。
転職エージェントでのサポートだけでは十分でない場合は、自分で面接対策をする必要がありますよ。
自分で面接対策をする際には、想定質問に対する答えを用意して、口に出してしゃべる練習をしましょう。
「書類選考・面接に進む」では、よくある質問集をまとめておきましたので、ぜひ参考にしてください。
ポスドクからの転職でよくある質問


Q. 自分の専門を活かした職業に就きたいが、可能か?
A. 場合によって、または部分的に可能でしょう。
ずっとアカデミアでやってきた方からすれば、これまで自分が培ってきた知識や専門を活かしたい気持ちはありますよね。
完全に同じ専門分野の職業というわけにはなかなかいかないでしょうが、部分的に自分の専門を活かせる職業には就けるでしょう。
情報系や生物系、化学系の方なら、自分の専門にマッチした職を探すのは難しくないかもしれませんね。
わたしの場合、専門が民間企業からしたら特殊だったので、専門を活かせる会社を探すのには苦労しましたが最終的には見つけることができました。
Q. アカデミアから民間企業への転職という特殊な転職なので不安だ。不安を和らげるには?
A. アカデミアから民間企業などに転職している方の体験談がまとめられている『アカデミアを離れてみたら』(岩波書店編集部)を読むと、自分と同じ状況の人のキャリアが知れて安心しますよ。
アカデミアから民間企業に転職しようとすると、本当に転職できるのかといった不安がよぎりますよね。わたしも転職の際には不安でいっぱいでした。
不安を和らげるには情報を集めるのが一番ですね。特に『アカデミアを離れてみたら』(岩波書店編集部)という本にはアカデミアからの転職に成功した方の体験談がまとめられていて、読むと安心します。


民間企業以外への転職を成し遂げた方たちの体験談もあり、いろんなキャリアがあることを知れますよ。
Q. ポスドクで年齢が高いが、転職できるか?
A. 転職できるでしょう。40歳近いポスドクの方でも民間企業に転職成功している例があります。
『アカデミアを離れてみたら』(岩波書店編集部)では、転職エージェントを利用して39歳で民間企業への転職に成功している牧野崇司さんの例が紹介されています。
一般に年齢が高いほど転職しにくいと言われていますが、本人の努力次第では年齢が高くても転職できるでしょう。
とは言っても年齢が若いほど転職に有利なのは間違いありません。ポスドクは30歳前後の方が多いと思いますが、辞めたいと思い始めたらすぐに転職を視野に入れましょう。
Q. 今後の将来を考えると民間企業に転職したいが、研究職に残りたい気持ちもある。どうしたらいいか?
A. 大学の研究職にこだわらないのであれば、民間企業の研究職に転職すると良いでしょう。
ポスドクから民間企業に転職しようとする場合、もうアカデミアに戻れなくて研究職に就けないと考えがちですが、『アカデミアを離れてみたら』(岩波書店編集部)にもあるように、アカデミアから離れたあとにアカデミアに戻った例もよくあります。
また大学の研究職にこだわらない場合、民間企業にも研究職があるので、そちらで仕事に就くのも一つの手ですよ。
将来が不安な場合、一旦民間企業の安定した正社員として就職したほうが良い場合もあります。大学の研究職を本気で目指すなら、民間企業に入ったあとからでも不可能ではありませんよ。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では、ポスドクにおすすめの転職エージェントを、わたしの転職成功体験をもとに紹介しました。
以下におすすめの転職エージェントをまとめますね。
リクルートエージェント | Geekly(ギークリー)
![]() ![]() | マイナビITエージェント
![]() ![]() | アカリク | ||||
![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | |
公開求人数 | 約150,000件 | 約13,000件 | 約12,000件 | 約15,000件 | 情報なし | 約11,000件 | 情報なし |
非公開求人数 | 約240,000件 | 約17,000件 | 約7,000件 | 多数 | 情報なし | 約17,000件 | 情報なし |
対応エリア | 全国 | 首都圏 | 全国 | 関東・関西・九州 | 全国 | 全国 | 全国 |
利用者年代 | 20-50代 | 20-40代 | 20-30代 | 20-40代 | 情報なし | 30-50代 | 20代 |
求人種別 | 総合求人 | IT・Web・ゲーム業界 | IT・Web業界 | IT・Web業界 | 博士・ポスドク向け求人 | 外資系企業・グローバル求人 | 第2新卒、ニート、フリーター、スキル・経験に自身の無い人向け求人 |
また転職エージェントを利用して転職する流れや、転職を成功させるためのポイント、ポスドクからの転職でよくある質問についても書きました。
ポスドクの方が民間企業に転職するのはかなり特殊な状況で、ネットにも情報が少なくて不安になりますよね。
この記事があなたの転職活動の支えになれば幸いです。












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