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【要約・書評】『最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』

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こんにちは、わえ(@wae_lib)です!

悩んでる人

『最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』の要約と書評を知りたい!

このようなお悩みにお答えします。

この記事の信頼性
  • 記事執筆者:わえ(「わえのブログ」の運営者)
  • 仮想通貨・ビットコイン投資歴4年
  • ブログで仮想通貨・NFTに関する知識を発信
  • Axie InfinityやSTEPNをはじめ、NFTゲームを複数プレイ

2020年にはDeFi、2021年にはNFTが盛り上がりを見せ、仮想通貨に興味を持った方が増えましたね。

この記事では、DeFiやNFTも含め、仮想通貨(主にビットコイン)とブロックチェーンの解説をしている書籍『最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』の要約と書評をします!

最後まで読んで、ビットコインやブロックチェーンへの理解を深めてくださいね。

「今すぐこの本を買いたい!」という方は、ぜひ以下のリンクをご利用下さい。

著:大塚雄介
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目次

『最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』の著者は大塚雄介氏。どんな人?

本書の著者である大塚雄介氏は、国内の仮想通貨取引所の一つを運営しているコインチェック株式会社の執行役員です。

早稲田大学大学院の修士で、物理学修士号を取得していらっしゃいますね。

2018年4月にコインチェック株式会社の執行役員に就任してから、マーケティングや事業開発などを統括しています。2020年1月に専門役員に就任してからは、暗号資産の啓蒙や業界のトレンドの解説といった活動をしています。

本書はコインチェックの中の人視点からビットコインやブロックチェーン、近年のDeFiやNFTの盛り上がりに関して解説していますよ。

『最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』の内容要約

本書は大きく分けてパート1から5まであります。ここでは各パートごとの内容要約を見ていきましょう。

パートごとの主題は以下のとおり。

  • パート1:ビットコインとは何か?
  • パート2:ビットコインの仕組み
  • パート3:仮想通貨の安全性
  • パート4:ブロックチェーンの進化と広がり
  • パート5:イーサリアムが切り開く未来

それぞれ詳しく見ていきましょう。

パート1:ビットコインとは何か?

このパートは6つの節に分かれていて、以下の内容が書かれています。

  • ビットコインの6つの顔
  • ビットコインの入手方法
  • ビットコインは他の資産とどう異なるか
  • ビットコイン投資のメリット
  • ビットコイン価格の決まり方
  • ビットコインと他の決済手段との違い

「ビットコインの6つの顔」とは以下のことです。

  1. 実体を持たないバーチャルなお金である
  2. 電子データである
  3. 特定の国に属さない
  4. みんなで運用している
  5. 暗号を解く鍵がないと送金できない
  6. 投資対象である

ビットコインの入手方法には主に以下の5つがあります。

  1. 取引所から買う
  2. 誰かに送ってもらう
  3. ポイントと交換する
  4. マイニングする
  5. ビットコインを貸し出して利子をもらう

ビットコインが他の資産と異なる点は、国に対する信用でなくアルゴリズムに対する信用がベースにあることや、企業の成長に投資する株などと違いテクノロジーの進化に投資することなどです。

ビットコインに投資するメリットには、ボラリティが高いので大きく儲けることができる可能性があることや、分散投資のポートフォリオに組み込むことでリスク分散できることなどがあります。

ビットコインの価格は、買い手と売り手のバランスで決まるのが基本でしょう。他には各国の規制や大口保有者の発言などにも影響されます。

ビットコインが他の決済手段と異なる点は、物理的なカードが無い、国境が無いことなどです。

パート2:ビットコインの仕組み

このパートは7つの節に分かれていて、以下の内容が書かれています。

  • バーチャルなお金に価値が生じる理由
  • ビットコインがいつどこで生まれたか
  • ビットコインの運営者
  • 取引所の役割
  • ブロックチェーン技術について
  • マイニングとは
  • ビットコインに終わりがあるか

ビットコインに価値が生じるのは、「誰も偽造・改変できない」「特定の国や人の支配を受けない」「有限である」ことで信用があるからです。

ビットコインは特定の開発チームによって開発されたのではなく、「サトシナカモト」が公開した論文に興味を持った人たちが分担してコードを書いて、誕生しました。

ビットコインは運営主体がなく、関係者の話し合いで運営されています。開発者コミュニティやマイニング業者、取引所、サービス事業者、エンドユーザーなどが関わっています。

取引所は、仮想通貨の交換場を提供したり、仮想通貨を販売したり、ユーザーの代わりに仮想通貨を保管したり、ユーザーの指示で送金したり、といった役割を果たしていますね。

このパートでは他にもブロックチェーンの詳細やマイニングの詳細、ビットコインの有限性について書かれています。

パート3:仮想通貨の安全性

このパートは6つの節に分かれていて、以下の内容が書かれています。

  • ビットコインがコピー・改ざんされる心配
  • 送金中に第三者に抜き取られる心配
  • ウォレットの安全性
  • 取引所のコインが盗まれる危険性
  • マネーロンダリングに利用される心配
  • 各国の規制

ビットコインでは、ブロックチェーンという技術のおかげでコピーや改ざんは原理的にできません。

ビットコインの送金では、公開鍵暗号と電子署名という技術を使ってデータのやり取りをしていて、秘密鍵を盗まれない限りは盗まれる心配はありません。

ウォレットにはいくつか種類があり、取引所に預けるウェブウォレット、スマホに入れるモバイルウォレット、パソコンで管理するデスクトップウォレット、ネットと切り離すハードウェアウォレット、紙で保管するペーパーウォレットがあります。

ネットに保管するホットウォレットより、ネットから切断するコールドウォレットの方がより安全です。

取引所のコインが流出する事件は過去にありました。コインチェックでもホットウォレットに保管してあったNENが流出したことがあります。この反省からコインの95%はコールドウォレットに保管することなどといったルールが立てられました。

仮想通貨がマネーロンダリングに利用されるのではという声もありますが、ブロックチェーンにすべての取引記録が残るので、犯罪に使われた場合でも犯人が最後まで逃げ切るのは難しいと考えられます。

アメリカでは暗号資産が有価証券か商品かで議論が分かれ、中国では暗号資産業界からの撤退が起き、エルサルバドルではビットコインが法定通貨となりました。

パート4:ブロックチェーンの進化と広がり

このパートは7つの節に分かれていて、以下の内容が書かれています。

  • ビットコインが抱える4つの問題
  • セグウィットとビットコイン分裂騒動
  • ライトニングネットワークとサブチェーン
  • ステーブルコインについて
  • リブラ(デュエム)とCBDC
  • 銀行のレガシーシステムを更新するリップル
  • ビットコインがいつまでトップでいられるか

ビットコインには、処理に時間がかかる、変動幅が大きい、消費電力が大きい、意思決定に時間がかかるといった4つの問題があります。

ビットコイン以外のコインであるアルトコインは、これらの問題を解消するために登場したと理解できるでしょう。

処理速度を解決する方法として、ブロックチェーンのブロックサイズを大きくする方法、取引データを圧縮する方法(セグウィット)、ハードフォークで別コインを発行する方法、ライトニングネットワークやサブチェーンを利用する方法が考えられています。

変動幅を解決する方法としてはステーブルコインの発行がありますね。フェイスブックのリブラ(現在ディエム)の発行やCBDC(中央銀行デジタル通貨)推進も起きました。

その他、アルトコインの一つであるリップルや、基軸通貨としてのビットコインの話も書かれています。

パート5:イーサリアムが切り開く未来

このパートは5つの節に分かれていて、以下の内容が書かれています。

  • イーサリアムとは
  • 自律分散型投資ファンドのDAOとは
  • 分散型金融DeFiとは
  • 資金調達手段としてのICO、IEO、STOとは
  • 非代替性トークンNFTとは

イーサリアムはビットコインに次いで時価総額が高いアルトコインで、契約をプログラム化して自動で実行するスマートコントラクトを実現するプラットフォームでもあります。

イーサリアム上に様々なアプリケーションを構築することができるので、近年人気が高まっている通貨です。

DAOの話もあります。DAOのハッキングによって脆弱性が明らかになった後に、イーサリアムが分裂した経緯についても書かれていました。

近年話題のDeFiやICO、IEO、STO、NFTについても解説があります。気になる方はぜひ本書を読んでみましょう。

『最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』の書評

『最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』を読んで、わたしが感じた良かった点、悪かった点を挙げます。

悪かった点
  • 専門的な内容の部分が理解が難しい
  • 値段が1760円と少し高め
  • 仮想通貨やブロックチェーン、NFTなどの理解を深める本であって、これらを始めるための本では無い

ブロックチェーンの話やICO、IEO、STOなど専門的な話があって、一読でスッと理解するには難しく感じました。じっくり何度も読めばよく理解できるかもしれませんね。

また、内容は仮想通貨やブロックチェーンの理解を深めるためのものなので、仮想通貨やDeFi、NFTを始めようと考えて読もうとしている人には向かないでしょう。

良かった点
  • ビットコインの初心者でも理解できるように、ビットコインについて詳しく書いてある
  • 2020年以降に話題のDeFiやNFTについて触れられている
  • 1節1節が短いので、スキマ時間にも読みやすい

「ビットコインとは何か」という話から本書が始まっていることからもわかるように、ビットコインの初歩から解説がされています。仮想通貨をこれまで勉強したことがない人でも、ビットコインの理解が深まるでしょう。

本書は前書『いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』の改訂版なので、2020年以降に話題になったDeFiやNFTについても解説されています。仮想通貨業界のトレンドを知るのに役立つでしょう。

1節1節が短いので、区切りよく読みやすいのも良い点ですね。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

この記事では、『最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』の要約と書評を書きました。

2020年頃からDeFiやNFTが流行して仮想通貨に興味を持った方も多いことでしょう。この本はそんな方にオススメの本となっています。

ぜひ手にとって、ビットコインとブロックチェーンの理解を深めましょう。

著:大塚雄介
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